奨学金

奨学金繰り上げ返済の方法!一括かこまめに返済かどっちか迷ったら・・・


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日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を借りている方は多いです。

借りた奨学金を全額返済するのに、毎月毎月決まった金額を口座振替で引き落とされるのが何十年も続くと思うと気が重いですね。

繰り上げ返済をすると、利息分が節約になるし、精神的にもストレスがなくなるのではないでしょうか?

奨学金の繰り上げ返済をする方法にも、一括なのか、こまめに繰り上げ返済をするか迷う人もいるようです。

迷った時には、どうすればよいのか調べてみました。

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奨学金繰り上げ返済の申込方法には3つある

奨学金繰り上げ返済の申し込み方法は、3つあります。

以下が、申し込み方法になります。

  • スカラネット・パーソナルによる申し込み方法
  • 郵送・FAXで申し込む方法
  • 電話で申し込む方法

1・スカラネット・パーソナルによる申し込み方法

申込先は、スカラネット・パーソナルになります。
インターネットを利用しての申し込み方法です。
日本学生支援機構 奨学金の繰上返還のページに「スカラネット・パーソナル」のリンクがありますので、リンクから申し込んでください。

申込期間は、繰上返還を希望する月の前月中旬~当月中旬となっています。

 

2・郵送・FAXで申し込む方法

繰上返還申込書に必要事項を記入して、日本学生支援機構小学事務センターまで郵送かFAXで提出してください。

「繰上返還申込書」は、繰上返還のページをご覧いただけるとPDFファイルがあります。

郵送・FAXで申し込む方の注意点として、記入漏れが多いようです。
とくに、振替希望月未記入が多いようです。
記入漏れがあると、処理できないで、返却されます。
振替希望月に繰上返還ができなくなりますので、記入漏れがないか確認をされた方が良いです。

ijmaki / Pixabay

申込期間は、繰上返還を希望する月の1ヶ月前に締め切り(締め切り前3ヶ月間が申込期間)

 

3・電話で申し込む方法

申込先は、奨学金返還相談センター です。
繰上返還のページに、奨学金返還相談センターのリンクがあります。
リンクをクリックして、ご覧いただけると、電話番号など書いてありますので、電話をかけて申し込んでください。

申込期間は、 繰上返還を希望する月の前月 となっています。

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奨学金繰り上げ返済とは?メリットは?

奨学金繰り上げ返済とは、毎月自動的にリレー口座から引き落とされる返済金のうち、返済期日の到来していない返済金を繰り上げて返済することです。

この繰上げ返済を利用するメリットは、繰上にあたる期間の利息がかからない、つまり、無利息で返済できるという点です。

そもそも、日本学生支援機構の奨学金には、第一種(無利息)と第二種(利息が付くタイプ)があります。

第二種(利息が付くタイプ)の奨学金を借りている場合には、先ほど書きましたように、繰上に当る期間の利息がかからないということです。

ただし、繰り上げ返済をした場合でも、据え置き利息はかかります。

第一種(無利息)の奨学金に関しては、元々利息が付いていません。
利息に関しては、そのまま無利息で何も変わりませんが、繰り上げ返済をすれば、期間を短縮することができます。

時間を短縮した分、借金がなくなり気持ち的にも楽になるのではないでしょうか?

繰り上げ返済するなら、一括か、こまめに返済かどっちか迷ったら・・・

繰り上げ返済をするのに、お金に余裕ができたから一括で全額を繰り上げ返済をするか、それとも10万円でも20万円でもこまめに繰り上げ返済をした方が良いのか迷うときがあるのではないでしょうか?

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これは、個人個人の性格にもよると思いますが、金銭的に余裕があるのでしたら、一括で繰り上げ返済をした方が、有利息の奨学金の場合、利息がずい分と節約できることになるのでおすすめです。

それに、借金がなくなったというだけで、精神的にも重荷がなくなり精神的なゆとりはできるのではないでしょうか?

なかには、借金は大嫌いな人は、金銭的な余裕ができた場合には、一括で全額返済して精神的にも軽くなり、ストレスフリーの状態になりたいという人もいます。

手元のお金がずい分といっぺんに減ってしまうのがどうもいやだという人には、向きませんね。

一括に全額ではなくて、10万円や20万円という金銭的な余裕ができるのであれば、
こまめに繰り上げ返済していくのも一つの方法です。

繰り上げ返済をお金に余裕ができたらその都度する、といった方法は、その都度繰り上げ返済の手続きをする必要があります。

一括で繰り上げ返済をするか、こまめに繰り上げ返済をするかは個人の性格にもよると思います。

あなたが、いっぺんに手元のお金が減るのがいやだという人でしたら、
こまめに繰り上げ返済をされることをお勧めします。

とくに、返済期間の初期の方で、利息の割合がかなり大きくなっています。
どちらにしても、返済期間の初期の方で繰り上げ返済をした方が利息をかなり節約できることになります。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、第一種(無利息)と第二種(利息が付くタイプ)とあります。

第一種(無利息)の奨学金を返済しているのでしたら、繰り上げ返済をしてもその分が時間短縮になるだけです。

それでも、繰り上げ返済をすることで、借金がなくなり、精神的には楽になる事でしょう。

繰り上げ返済した例 どれだけの利息が節約できるの?

奨学金を繰り上げ返済した場合、どれだけの利息が節約できるのか、ご紹介します。

以下は、A子さんが、有利息の第二種奨学金を返還中の例になります。

(例) 第二種奨学金を返還中のA子さんの場合

・借用金額 1,200,000円
・年利率 1.9333333%
・月賦返還
・返還回数 144回

<通常返還した場合>
34回目~43回目(毎月支払)=94,230円
返還金額 94,230円

<繰上返還した場合>
1回目から33回目まではすでに返還済みで、2015年9月27日に繰上返還(当月分+繰上9回分=計10回分)する場合
34回目(当月分)=9,423円
35回目~43回目(繰上分)=71,620円
返還金額 81,043円

JASSO日本学生支援機構 繰上例引用

A子さんは、奨学金を120万円借りていて、返還回数は、月賦返還で144回となっています。

現在は、33回目まで、すでに返済済みの状態です。

繰り上げ返済をすれば、どれだけお得になるかを書いています。

 

【通常返還の場合】

これまで通り繰り上げ返済をしないで、10か月間、34回目~43回目(毎月)まで返還した場合には、94,230円支払うことになります。

通常返還の場合には、1ヶ月分9,423円を、10か月間支払い続けると、94,230円支払うことになります。

9,423×10=94,230

(9,423円は、元金に利息と据え置き利息を足した金額です。)

 

【繰り上げ返済をした場合】

繰り上げ返済をした場合、(2015年9月27日に繰上返還)81,043円を支払うことになります。

34回目(当月分)9,423円にプラス35回目~43回目(繰上分)71,620円で81,043円です。

94,230-81,043=13,187(通常返還の場合の合計-繰上返還の場合の合計=繰上期間の利息の合計)

13,187円は、利息の合計です。繰り上げ返済をしたとき、得になると言われる節約分です。

 

【繰り上げ返済後の始めの引き落とし】

繰り上げ返済で、43回まで、終わっていますので、次は44回目から始まります。

繰上げた回数分は期間短縮となり、2016年7月27日返還期日分が、2015年10月27日返還期日分に繰り上がります。

44回目は、2015年10月27日に引き落としされるということになります。

おわりに

これまで、奨学金の繰り上げ返済の方法や繰り上げ返済の例などについて、ご紹介してきました。

以下にまとめておきましたので、ご覧下さい。

  • 奨学金繰り上げ返済の申込方法には3つある。
  • スカラネット・パーソナル、郵送・FAXや電話で申し込む方法がある。
  • 奨学金繰り上げ返済とは、毎月自動的にリレー口座から引き落とされる返済金のうち、返済期日の到来していない返済金を繰り上げて返済することである。
  • 繰り上げ返済するなら、一括かこまめに返済かどっちか迷ったら・・・性格的なもので、余裕があり借金が嫌いなら一括繰上返済がおススメ。
  • 繰り上げ返済した例で、利息分が節約になっている。

 

あなたは、一括で繰り上げ返済をするか、こまめに繰り上げ返済をするかどっちの方が良いと思われましたか?

とくに、返済期間の初期の方で、利息の割合がかなり大きくなっていますので、節約生活をして、お金をためて早い時期に繰り上げ返済をされることをおすすめします。

とはいっても、無理のないようにご自分のペースでやっていってください。

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