奨学金の返済に困ったら減額か期限猶予か?後々楽なのはコッチ!
奨学金の返済に困ったとき、減額や期限猶予ができたらいいと思いませんか?
災害にあったり、病気になったり、その他、経済的な理由で奨学金の返済が困難な状況になっている時、JASSO(日本学生支援機構)には奨学金を減額したり、期限を猶予して返済する方法があります。
「減額返還制度」と「返還期限猶予制度」です。
できたら、後々楽になる方が良いですよね。
後々楽なのはコッチ!とはドッチ?
今回は、奨学金の返済に困った時に利用したい「「減額返還制度」と「返還期限猶予制度」についてご紹介していきます。
減額返還制度について
JASSO(日本学生支援機構)の減額返還制度とは、毎月の奨学金の返済額を半分に減額して返済することができる制度です。
奨学金の毎月の返済額を半分にした分、返済の期間が2倍になります。
減額返還制度は、災害、傷病、その他経済的理由で奨学金の毎月の返済が困難な方で、毎月の返済額を減額すれば返済が可能という方が対象になっています。
毎月の返済額が半分に減ると、ずい分楽に返済できるのでないでしょうか?
減額返還制度を利用するためには「奨学金減額返還願」を提出しなければなりませんが、減額返還を願出を提出するためには、条件があります。
奨学金の返済をしているあなたの年収のことや奨学金の返済を延滞していないことなどがあります。
1回の申請に付き最長12カ月まで願出ることができます。
毎年願出ることで、最長10年(120か月)まで延長可能です。
減額返還制度を利用の例
最初に取り決めた返還計画が20年で終了する計画だったけれど、減額返還制度を利用した期間を10年間とすれば、1/2の期間(5年間)が延長されます。
返還開始から10年間を減額返還制度を利用すると、通常の1/2の奨学金を返還していることになります。
その後、通常返還を10年間します。
減額返還制度10年間の1/2の5年間が延長されるので、結果的に25年間で返還完了となります。
返還期限猶予制度について
返還期限猶予制度とは、返還期限猶予の願出により返還期限を猶予できる制度です。
奨学金返還期限猶予願と所定の証明書の提出が必要です。
審査により承認された期間については、返還期限が猶予されます。
ただし、承認されない場合には、返還を継続する必要があります。
適用期間終了後に返還が再開され返還終了年月も延期されます。
※返還すべき元金や利息が免除されるものではありません。
返還期限猶予制度を利用の例
最初に取り決めた返還計画が20年で終了する計画でした。
返還開始から返還期限猶予制度を10年間利用します。
その後、通常返還を10年間おこないます。
返還期限猶予制度を利用した期間が10年間なので、10年間そのまま延長されます。
結果的に、30年間で返還完了になります。
当初の毎月の支払の半額で返還する減額返還制度の方が、おすすめです。
半額でも払えるのでしたら、払っておいた方が後々支払が楽になると思いませんか?
まとめ
今回は、「奨学金の返済に困ったら減額か期限猶予か?後々楽なのはコッチ!」について、ご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
以下にまとめておきましたので、ご覧下さい。
- 減額返還制度とは、毎月の奨学金の返済額を半分に減額して返済することができる制度である。
- 奨学金の毎月の返済額を半分にした分、返済の期間が2倍になる。
- 返還期限猶予制度とは、返還期限猶予の願出により返還期限を猶予できる制度である。
- 適用期間終了後に返還が再開され返還終了年月も延期される。
当初の毎月の支払の半額で返還する減額返還制度の方が、おすすめです。
半額でも払えるのでしたら、払っておいた方が後々支払が楽になりますね。
「後々楽なのは、コッチ!」は、減額返還制度ですね。