奨学金の返済はいつから?延滞したらダメ!返済が困難な時に読む記事!
学生生活も終わりに近づくころ、奨学金(日本学生支援機構)を借りていた人にとっては、今度は奨学金の返済が待っています。
奨学金の返済はいつから始まるのか気になるところですね。
大学を卒業して、就職して仕事に頑張っていても、奨学金の返済が困難な状況になる方もいるかと思います。
返済が困難なときに、延滞したらダメな理由やそのまま返済に応じないでいると、どんな状況に陥ってしまうのかについてご紹介します。
また、返済が困難な時にはどんな方法を取ればいいのかについて、ぜひ読んで欲しいと思い記事を書きましたので、どうぞご覧ください。
奨学金を延滞してからでは遅すぎます。
目次
奨学金の返済はいつから?
奨学金を借りて、大学に通っていた人は、卒業後に奨学金を返済していくことになります。
奨学金の返済はいつから始まるのでしょうか?
奨学金の返済は、奨学金の貸与期間が終了した翌月から数えて7か月目の27日から始まります。
一般的に、3月が大学卒業ですので、翌月の4月から数えて7か月目の27日ということは、10月27日になります。
1回目の振替日は10月27日になります。
2回目以降の振替日は毎月27日になります。
27日が金融機関の休業日にあたる場合は、振替日は翌営業日になります。
大学や短大・専門学校などを卒業して、すぐ次の月から奨学金の返済ではないところがいいですね。
約半年間は奨学金返済の猶予期間が儲けてありますので、大学卒業してまずは仕事を集中して覚えたりできますね。
奨学金を延滞したらダメ!返済が困難な時に読む記事!
奨学金の返済が困難な状況に陥った場合には、JASSO(日本学生支援機構)へ連絡して、「減額返還制度」や「返還期限猶予制度」を取りいれるようにしてください。
「減額返還制度」や「返還期限猶予制度」を利用するにも、振替日が近くなってからではなくて、なるべく早く手を打ちJASSO(日本学生支援機構)へ連絡して相談されるといいと思います。
奨学金を延滞したらダメです。あなたの一生が台無しになるような状況に陥ってしまうこともあるんです。
奨学金を借りていた場合、大学を卒業してから返済が始まります。
3月の卒業月まで奨学金を借りていた場合には、返済が始まるのが10月になります。
振替日は10月27日になります。
うっかり、銀行の残額が足りなくて、引き落としができなかったということがないように気を付けてください。
銀行の引き落としができなかった場合には、奨学生本人にJASSO(日本学生支援機構)から電話で口座の入金をするように言われます。
JASSO(日本学生支援機構)からの指示に応じないで、口座に入金をしなければ、JASSO(日本学生支援機構)から連帯保証人に連絡が行きます。
奨学金の返済金が口座から引き落としできなくて、振替不能になった場合には、翌月の振替日に2か月分が引き落とされます。
振替不能が2回目~3回目になると、延滞金が賦課され、返済者本人に「振替不能通知」が送られてきます。
連帯保証人や保証人にも督励状が送られてきます。
徐々に厳しくなってきているのがお分かりかと思います。
振替不能4回目以上になった場合、口座振替が停止されます。
また、JASSO(日本学生支援機構)が委託した債権回収会社から返済者本人や連帯保証人や保証人に対して督促が行われます。
奨学金を返済しないでいると、延滞状態3ヶ月で個人信用情報機関のブラックリストに登録されてしまいます。
延滞者として個人信用情報機関に登録された場合、クレジットカードが使えなくなったり、住宅ローンが組めなくなったりする場合があります。
奨学金の返済に応じない場合には、益々、厳しい状態に追い込まれていきます。
裁判所を通した法的措置が取られ給与や財産の差押えが行われます。
このようなことにならないように、奨学金の返済が困難になった場合には、
JASSO(日本学生支援機構)へ連絡して、「減額返還制度」や「返還期限猶予制度」を取り入れるようにしてください。
「減額返還制度」や「返還期限猶予制度」についての記事はコチラになります
奨学金制度にはどんな種類がある?
主な奨学金制度には、国や地方自治体、民間団体が行っている奨学金制度、また、大学独自の奨学金制度などがあります。
日本学生支援機構(JASSO)
国が行っている奨学金制度で、奨学金制度の中では、最も利用者が多いです。
第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(利息が付くタイプ)があり、どちらも返還の義務があります。
・第一種奨学金(無利息)の場合
学力基準があり、高校の成績の平均値が3.5以上となっています。
とくに優れた学生や生徒で、経済的な理由で修学するのに困難な人に貸与されます。
1カ月に借りられる金額
国公立大学へ自宅から通学の場合の月の貸与金額 45,000円です。
大学自宅外から通学の場合30,000円 か 51,000円を選択できます。
私立大へ自宅から通学の場合月の貸与金額 54,000円です。
私立大へ自宅外から通学の場合 30,000円 か 64,000円を選択できます。
注:第一種奨学金の貸与月額は、学種・設置者・入学年度等によって異なります。
・第二種奨学金(無利息)の場合
学力基準は、第一種奨学金(無利息)より、緩くなっています。
高校の成績が平均水準以上で学修に意欲があり、確実に修了できる見込みがある人などです。
1カ月に借りられる金額
大学や通学などの形態は問わず、3万円、5万円、8万円、10万円、12万円から選択できます。
大学独自の奨学金制度
私立の大学が行っているケースが多く、貸与型と給付型の両方ある。
給付型奨学金で、入学試験の成績が優秀な人や、大学生になってからの成績が優秀な人が受けられるものがある。
経済的な理由で大学の勉強を続けることが困難な学生に対しては、奨学金が貸与されるが、卒業後には、返還しなくてはならない。
学校によって、給付または、貸与される金額や条件は、様々です。
地方自治体の奨学金制度
各都道府県や市町村が設けている奨学金制度で、学生の保護者がその自治体に住んでいることを条件にしているケースが多い。
返済義務のある貸与型が多い。
日本学生支援機構の奨学金との併用ができない場合もあるため、
良く調べる必要があります。
また、日本学生支援機構のホームページでも「全国の自治体が扱う奨学金制度」を紹介していますので、参考にしてください。
民間団体の奨学金制度
民間団体が行っている奨学金制度には次のようなものがあります。
・「公益財団法人日本財団(まごころ奨学金)」
保護者が、犯罪の被害を受けて経済的に不安定になっている家庭の子供を支援しています。
高校、大学、大学院、短大専修学校に在学していたり、又は、進学予定の場合には無利子で奨学金を借りることができます。
・「あしなが育英会」
保護者が病気や災害などで亡くなったり、重度の障害を負って働けなくなった家庭の子供を支援している団体です。
・「交通遺児育英会」
親が、交通事故で亡くなったり、後遺障害があるために働けなくなった家庭の学生を支援しています。
ここに上げたのは一例で、民間団体が行っている奨学金制度には、このほかにもたくさんあります。
日本学生支援機構(JASSO)のホームページでも、民間団体の奨学金を紹介していますので、参考にしてください。
おわりに
今回は、奨学金の返済はいつから?延滞したらダメ!返済が困難な時に読む記事!奨学金制度の種類に関してご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
以下にまとめておきましたので、ご覧下さい。
奨学金の返済は、奨学金の貸与期間が終了した翌月から数えて7か月目の27日から始まる。
奨学金の返済が困難になった場合には、延滞する前にJASSO(日本学生支援機構)へ連絡して、「減額返還制度」や「返還期限猶予制度」を取り入れる。
主な奨学金制度には、国や地方自治体、民間団体が行っている奨学金制度、また、大学独自の奨学金制度などがある。
奨学金を延滞したらダメです。
あなたの一生が危険な状況に陥ってしまう場合があるからです。