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ジカ熱にかかっていないか検査したい時!どこの病院へ行けばいいの?


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2016年2月、世界保健機関(WHO)は、中南米で流行している感染症「ジカ熱」について、小頭症との関連が強く疑われることから、世界的な脅威であるとしています。

オリンピックの開催地だったブラジルは、昨年からジカ熱感染の中心地とされていて、今年(2016年)に入ってからもすでに約16万5,000人を超える感染例が報告されているようです。

ブラジルだけでなく、ジカ熱の流行している地域へ渡航された経験のある方や、そのパートナーの方にとっては、ジカ熱にかかっていないか知りたいと思われることでしょう。

ジカ熱にかかっていないか検査してもらいたい時には、どこへ行けばいいのか

また、どこの病院や医療機関へ行けばいいのかを調べてみました。

ご覧ください。

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ジカ熱にかかっていないか検査したい時!どこの病院でするの?

海外旅行中に、ジカ熱が流行している地域で蚊に刺された場合!

ジカ熱が流行している地域で、蚊に刺されたとしてもすべての蚊がジカウイルスを保有しているわけではないようです。

ご心配な場合には、帰国された時、空港などの検疫所で相談に応じていますので、相談してください。

帰国後に、ジカ熱にかかっていないかご心配の方は、最寄りの保健所などにご相談してください。

 

発熱などの症状がある場合には、病院などの医療機関を受診してください。

(厚生労働省 ジカウイルス感染症に関するQ&Aより引用)

日本感染症学会がジカウイルス感染症の専門医療機関リストを公開しています。

たとえば、あなたが大分県にお住まいでしたら、大分大学医学部附属病院 や大分県済生会日田病院でジカ熱の検査が受けられます。

宮崎県や、鹿児島県のジカ熱を検査してくれる病院は少なくてそれぞれ、1か所の病院になっています。

宮崎県で言えば、宮崎大学医学部附属病院 ですね。

鹿児島県でしたら、鹿児島市立病院となっています。

 

注意:下記のように、日本感染症学会のホームページでは、一般市民の方々で、ジカ熱をご心配されている方は、まずは、かかりつけのお医者様に相談されることをすすめています。

 

一般の市民の方々におかれましては、まずは、かかりつけ医にご相談ください。

(日本感染症学会ホームページより引用)

あなたのお住まいの最寄りの医療機関で、ジカ熱を検査してくれる病院などの医療機関をチェックしておくことも大事だと思います。

日本感染症学会のジカウイルス感染症の専門機関のリストをご覧になるには、「日本感染症学会 ジカウイルス医療機関リスト」と検索窓に入力して検索されてください。

すると「ジカウイルス感染症の専門機関のリスト」が見つかりますので是非、チェックしておいてください。

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ジカ熱感染を媒介する蚊は日本にもいますか?

ジカ熱感染を媒介する蚊は、日本にもいます。

日本にいるのは、ヒトスジシマカです。

hitosujisimaka

ヤブカ属のネッタイシマカやヒトスジシマカがウイルスを媒介することが確認されています。

ネッタイシマカは、日本には、常在していません。
ですが、ヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)でみられます。

ジカ熱の症状と治療は?

ジカ熱は、蚊に刺されて2~7日後に発症することが多いようです。

ジカ熱の症状として、通常、微熱や頭痛、関節痛、皮疹や眼球結膜充血などがあげられます。

ジカ熱の合併症として、稀にギラン・バレー症候群を発症することが報告されています。

ジカ熱を予防するワクチンもなく、ジカ熱の治療は、現在、有効な治療薬はありません。

頭痛や発熱などに対して対症療法を行うようです。

ジカ熱の診断は?

ウイルスの遺伝子または抗体を検出することで診断します。
発症から3-5日以内では血液中にウイルス遺伝子が検出されることが多く、5日以降では抗体が陽性になることが多いとされます。
血液よりも尿からの方が長期間ウイルス遺伝子が検出されると報告されています。

国際感染症センター国際感染症対策室 DCC zika factsheet 20160120.pdfより引用

感染症法では、ジカ熱(ジカウイルス感染症)は、四類感染症として定められていて、診断した医師は、直ちに最寄りの保健所に届け出ることが義務付けられています。

蚊に刺されないようにするためには?

ジカ熱に感染しないためには、蚊に刺されないようにすることが大事です。

ヒトスジシマカが活動するのは、早朝や日中や夕方(特に日没前後)です。

ヒトスジシマカ活動範囲は、50~100メートル程度です。
また、国内の活動時期は、5月中旬から10月下旬頃までのようです。

Jan-Mallander / Pixabay

Jan-Mallander / Pixabay

ヤブや木陰などで刺されることが多いようです。
この時間帯に屋外で、活動する場合は、長袖、長ズボンを着用することです。

また、忌避剤(虫よけスプレー)を使用するのも蚊に刺されないための、一つの予防になります。

まとめ

ジカ熱が流行っている国へ渡航した人や日本国内へ帰ってきてからもジカ熱にかかっていないか心配ですよね。

ジカ熱にかかっていないか調べたい時には、どこで相談すればいいのかや蚊に刺されないための予防についてご紹介してきました。

まとめておきますので、ご覧下さい。

  • ジカ熱の流行地域から帰国した人で、心配な人は空港などの検疫所で相談できる。
  • 帰国後、ジカ熱にかかっていないか調べたい時、最寄りの保健所に相談する。
  • 発熱があれば、医療機関を受診する。
  • ジカ熱の症状として、通常、微熱や頭痛、関節痛、皮疹や眼球結膜充血などがあげられる。
  • ジカ熱の有効な治療薬はありません。頭痛や発熱などに対して対症療法を行う。
  • 蚊に刺されないようにするためには、長袖、長ズボンなどを着用する。
  • 忌避剤(虫よけスプレー)を使用する。
  • 日本感染症学会がジカウイルス感染症の専門医療機関のリストを公開している。

ジカ熱についての重要な情報は、ここに書き出した以上にまだまだ、たくさんあります。

ジカ熱の情報をもっと知りたい方は、厚生労働省の「ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて」をご覧ください。

ジカ熱の情報をもっと知ることで、ジカ熱にかからないですむ場合も多いにあると思います。

どうぞパートナーのいる方もそうでない方も、ご自分のお身体を大事にされてくださいね。

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